teto - 20190711THU - Wienners BATTLE AND UNITY TOUR 2019 - 池下CLUB UPSET

Wiennersのツアーにも関わらずアレですがtetoのライブについて覚えてる限り書くヤツです。後から後から書き足し、書き直しするヤツです。

tetoの池下CLUB UPSETといえば60分2800円ツアー。そちらも行く予定でしたが公演日を2週間間違えて覚えていたために行けませんでした。当日別の用事があり、そこに向かっている途中で公式ツイートにより気付きました。逝去した魚の目のまま一日を終えた。本日はそのリベンジでもある。

開場前の列に並んでいると、小池さんのコラムが更新された。リハ直前に綴られたWiennersにまつわる想い。このタイミングでこれをやってくるのニクかった。詳しくはスペシャアプリにて。f:id:m1010tak1910:20190712010433j:plain

ギターを背中から回しながら一音目を鳴らした小池貞利。黄緑色のぼんやりとした照明に照らされるteto。そして小池貞利の「teto始めます。」

遂にこの一言を耳にする事が出来た。そして高層ビルと人工衛星。あの瞬間の光景と感情忘れない。「二人だけ 茜色の海や」の時、美しさの様な何かを強く感じた。なんだろうな。

やや静けさが漂い、暖かい都会からか?と待ち構えていると「いつだって償って償ってイキがって報われなくて」、Pain Pain Pain。ヤラれた。姿勢真っすぐめで飛び跳ねながら頭を降る小池貞利。「(幸せも不幸も?だとかなんとか)全部頂戴!」、それと「可哀想いつでも全て分かってしまいそう」を「俺は全部分かった」と歌い換えていた。VOIDのTシャツを着た小池貞利の声が、tetoがいつもより深く刺した。

「AVに出た同級生の歌、トリーバーチの靴!」小池貞利、登ったりダイブしたりと動き回り。リバティーンズのパクリの間奏、ラーンラーラランと小池さんが歌う所で、オレンジ色の暖かい照明と併せてまた美しさ的な儚さ的なものを強く感じました。なんなんだ。

トリーバーチが終わってズタタンズタタンとドラムが鳴り始める。思わず体が反応してしまった。ピョンピョンと。久々に出会えた。this is。幸福。サビはフロアの合唱。「針の無い壁掛け時計や紐の無いコンバースが言ってんぞおい」、ブレーキランプ5回、アイシテル。

this isが終わると、ゆっくりと喋るように「酔っ払って愛し合って」とサビを歌ってからの36.4。これもお久しぶり。このドラムよ。山崎さんの目ん玉がMVと同様のギョロつきをしていて堪らなかった。「頭ん中軽く蝕んだ クソヤリ○ンの36度4分」と歌っていた。

「今日の名古屋は雨が降っていましたね。」この瞬間、僕の脳裏では「雨上がり 蒸し返す空気」と流れました。すると「でもWiennersがツアーで来たら晴れましたね。これはWiennersのおかげでは無い。tetoのおかげでも無い。あなた達のおかげ…でも無い。Wiennersとtetoとあなたたち、皆のおかげだと思います!」という様な事を言い、9月になること。「夏に失恋したあなたに」。いつもより心身引き締まる様な感覚がした。「夏の終わりと、あなたへの想いが、重なって」と2回目のサビでのアレンジ。響いた。心から絞り出す様な言葉が響いた。「それとあなたの」って歌詞好きです。全てを言わない、奥ゆかしい、和の心。何を言ってるのか分からん。

「出来るなら、何度も、何度も輝き続けたい。許されるなら、何度も、何度も魅了し続けたい。あのトワイライト!」、最高でした。最初のサビ前に「気付けば今日が終わるから だからその前に!」と叫び、最後のサビで「Wiennersのように トワイライトのように」と歌い終えていた。最高だ。欲を言えばutopiaもまたいつの日か。

Wiennersを知ったのは20手前で、バンド始めて1年くらい、昔ハードコアみたいなのやってたんだけど。その時の対バンの相手がワウワウ!って言ってる様な、ハードコアで曲も短くてカッコ良くて。」、黄色いアディダスのナイロンジャケットの下に、D.C.シーンのハードコアバンドであるVOIDのTシャツを着た小池貞利が話す。「その人がWiennersのTシャツを着てたから気になって聴いて。これはハードコア好きな人も好きだし、ポップさもあるなって。数少ない音楽好きの友達に教えて、すげぇだろって、自分が凄い訳じゃないのに言ったりして。そうやってその友達と部屋でコーラ飲んだりサイダー飲んだりカントリーマアム食べたり、コーンポタージュ食べたり。あれ美味しいよね!そういう夜がまたあればいいなって思ってて、Wiennersが今夜呼んでくれて。別に毎日続かなくていいんだけど!毎日だと重いし。」という様な感じの、コラムにも書いていた事柄を中心に話してから、コーンポタージュ。イントロのギターやAメロの低い歌声も良いけどその裏でなる山崎さんのギターも良い。ギターソロも良い。良い。アルバムでの音源化が楽しみです。まっさらなものを僕も見つけたいです。

「セトリ的に続きみたいになっちゃうけど…。その唯一の親友みたいな人とは、やっぱり10年ずっと続く仲ってなかなか無くて、全く会ってないんだけど。でもこの時に会うって約束して会うよりはフラッと何処かで会えたら、その人との仲だったらそのくらいの方が良いかなって思ってて。」という感じの事を言ってから、光るまち(バンドバージョン)。冒頭の「悪ガキには」の時点で一際強い感情の移入を感じました。分かりませんけど。滅茶苦茶良かった。「君に連れられてきた池下CLUB UPSET」。

ギター掻き乱す前のあーあーって叫びからのノイズノイズノイズサビ。良かったしか言えません。毎度どうもです。バンドバージョンは音源化されるのかな。されなくても良いと最近は思い始めた。されたらされたで狂喜乱舞するんですけども。

これで終わりでも全くの文句無しだったんですが、拝啓。滅茶苦茶良かった。Wiennersとも通ずるルーツを感じる曲でもあるからかな。ここ最近「しがない冒険者の浅ましいRPG すぐに救いを掬い美しい在るべき生活のもとへ」という一節に浸る時間が多かったのもあるのかな。間奏だとかの演奏は勿論、「あの貨物列車は誰かのように不安定だ」とかいう自嘲的な歌詞も堪らんの。

これで終わりだろうと思っていると「Wiennersとあなた達が起こす新しい風!」、フロアに全身を預けながら歌う小池貞利。会場を見渡す山崎陸。また諸手を天に突き出してしまった。完全に吹いたなぁ。

セトリf:id:m1010tak1910:20190712010513j:plain

Wiennersの所は記憶がぶっ飛んでいる部分がやたら多いのでザックリと書く。恋のバングラビートTRADITIONALジュリアナディスコゾンビーズの流れでは既にハッピーな空気が満ち満ちていたなあ。Justice4もやったよね?テンションがパチンと跳ね上がった記憶だけ残っている。玉屋さんの、心に闇を抱えている奴とかなんとかって言葉からのマイノリティ。今一番聴きたかったんですねこれが。「別に愛とか平和とか伝えたい訳じゃないし、祈ってはいるけど、自分が感じたような情熱みたいなものを伝えて皆がまた頑張れたら良い」みたいな言葉も良かった。後はゆうすけさんも泣きそうになったとか言ってた蒼天ディライトLOVE ME TENDORの流れも最高だった。

アンコールでWienners with 小池貞利による暖かい都会から(短縮バージョン)。ジャケットの下を岡崎京子のリバーズエッジTシャツに着替えた小池さんが「玉屋さんカモン!玉屋さんカモン!」と叫び、演奏が始まる。「知らなくても良いんだぞ!」と今度はフロアに向けて叫ぶ小池貞利。大円団的なアウトロの前にする叫びも好きです。その後頭を振って髪を乱すのも好きでした。詳しくはWienners公式のツイートにて。

最後はWienners with 小池貞利によるHello,Goodbye.で〆。何故だか感極まった。最後小池さんが玉屋さんを引っ張りながら2人で客の上に倒れ込んで、揉み合いの喧嘩をしているかのような勢いで熱烈なハグをしていた。くんずほぐれつ。玉屋さんは引っ張られている時に笑っていました。f:id:m1010tak1910:20190712010539j:plain

そういえば他バンドのツアーに呼ばれたtetoのライブを観たのは初めてだったな。美しさ的な何かを殊更に感じた日だった。本当に良かった。小池さんのWiennersへの想いも相まってでしょうか。いつも以上に他の3人より小池貞利の方に眼が行ってしまった。分からないけれど兎にも角にも良いライブだった。楽しみだったこの夜も気付いたら終わっていた。この2バンドでの対バンをまた観に行きたいです。